結婚相談所での出逢いではプロフィールを確認しているので男性の年収ははじめから分かっています。
しかし、高収入だからといって貯金がある方ばかりではないし、収入が低めだからこそコツコツ貯金をしている方もたくさんいらっしゃいます。
結婚相談所でのご成婚を迎えるカップルにフォーカスして考えます。
まず、プロポーズに至るまでに繰り返しデートを重ねます。IBJでは3ヶ月成婚を目指しているので週に1回デートをしたとして12回。
ここで全てのお金を男性が出すとは限りませんが、学生時代のデートとは違いランチはスガキヤという訳にはいきません。また、お弁当を作ったり、おうちデートなんてパターンもありますが食事でおおよそ1食2人で3000円~5000円はかかります。
長時間のデートだとランチとお茶や夕飯も一緒というパターンも充分考えられます。
平均で1回5000円として60,000円。
映画や、水族館デートだとそこでもお金がかかりますし移動の交通費やガソリン、駐車場代を加味すると少なく見積もって4,000円くらいかな。隔週として24,000円。
一般的なシチュエーションでよく使われるちょっと良いディナーでは「プロポーズプラン」があるレストランもあります。
1番ロマンティックなお席で、他のお客様が目に入りにくい2人だけの世界を演出してくれます。
そしてスタッフさんが全面協力してくださるのです。
岐阜では2万~3万が相場かな。
そしてなんといってもプロポーズリング!
昔のように給料の3ヶ月分とは言わないようです。
最近のご成婚者様に伺うと30万〜100万円までバラバラです。
30万円と見積もって、お食事と33万円也。
結婚式はもういちいちカウントするのも大変なのでリクルート総研「結婚トレンド調査2021」の結果294万円です。
https://souken.zexy.net/data/trend2021/XY_MT21_release.pdf
とはいえ、ウェディングフォトだけや身内だけの10人程度のお式など、カップルによって全く違います。
ここまでで350万円。
ここに至るまでには本来、両家のお顔合わせや親戚へのご挨拶などもあり、さらにン十万円の上乗せも考えられます。
新居を借りるにしろ引越し費用や家具やカーテンの新調で50万円ほどかかるのが岐阜では一般的のようです。
もう新婚旅行は省いちゃいます。
ここまで必要金額を積み重ねてきて、
『指環とかいるの?
式も恥ずいからいらんわ』
という男性のお顔が目に浮かびます。
だけどね、やっぱり昔も今も結婚イベントに関しては女性の憧れやイメージがあります。
結果、指環を買わない選択を2人でしたとしても
『欲しいけどあまり貯金無さそうだし、結婚生活が苦しくなるくらいなら我慢しよう』
と遠慮して
「いらない」
と言うのか、本心でいらないと思っているのかは大きく違います。
先日、とある相談所で真剣交際中の年収600万円弱の実家暮らしアラフォー男性が
『プロポーズは年明けだな。ボーナスが入らないと指環が買えないから。カードも限度額一杯で大きな金額は使えない』
とおっしゃって、女性会員様は指環が買えない事ではなくて、経済観念の無さに将来が不安になりご成婚を躊躇しているとの相談を受けました。
現実的に結婚して子供を授かりたいと思っていた女性から考えるとマイナスからのスタートで残りの生涯賃金を計算すると子供1人育てると老後破綻の危機だと感じます。
女性は
お金が欲しいのでは
ありません。
将来の見通しと安定が
欲しいのです。
だって恋人じゃなくて結婚なんだもん。